FOR PARTICIPANTS
参加者へのご案内

全ての参加者の皆さまへ

開催形式について

本大会は現地プログラムと、一部プログラムのオンデマンド配信を予定しております。大会終了後、本大会ホームページからアクセスできる参加者専用のオンデマンド配信はプレコングレス・オープニングセミナー、大会長講演、特別講演、教育講演、シンポジウム(一部講演)を対象にしております。配信期間は大会終了1週間程度を目途に配信を開始し、2⽉28日までの期間とします。配信場所は大会ホームページの大会参加登録者専用の動画配信ページからアクセスしてください。動画視聴のパスワードは、参加登録時に登録いただきましたメールアドレスにお送りさせていただきます。なお、⽇本理学療法⼠協会の⽣涯学習ポイントの申請には当⽇の参加登録が必要です。オンデマンド配信のみの視聴では⽣涯学習ポイントは付与されませんのでご注意ください。

禁止行為について

本学術大会の全てのプログラムにおいて、以下の行為はすべて禁止とさせていただきます。お守りいただけない場合は厳正に対応させていただくこともございます。

  1. 録画・録音・撮影等で大会プログラムの内容をデジタルデータとして記録する行為

  2. 参加登録者にお伝えする各種パスワードを他⼈へ提供する行為

  3. 参加登録者のアカウントによる視聴を参加未登録者と共有する行為

参加証、領収書の発⾏について

参加証および領収書は、Payvent 決済時に送信されたメールより、ダウンロードが可能です(2025年2⽉28⽇まで)。

メールが届かない場合

メールが届かない場合、他の受信フォルダー(迷惑メールフォルダ等)や受信拒否設定等を確認の上、⼤会事務局(butsuryou2025@gmail.com)までお問い合わせください。

現地参加者の皆さまへ

参加受付⽇時・場所について

⽇時:2⽉1⽇(土) 11:00 〜 17:00
2⽉2⽇(日) 8:30 〜 14:00

座長、演者以外の現地参加者のうち、2⽉1⽇(土)に受付を完了された方の2⽉2⽇(日)の受付は不要です。

場所:1階 参加受付デスク

現地参加受付について

参加受付デスク(1階)において、参加登録⽤のQR コードをご提⽰ください。QR コードは、Payvent決済時に送信されたメールに表⽰されております。ネームプレートは、Payvent決済時に送信されたメールより、ダウンロードが可能ですので、各⾃印刷のうえご持参ください。ネームホルダーは会場にご準備いたします。

※ 参加受付が確認できない場合、⽇本理学療法⼠協会の⽣涯学習ポイントは付与されませんので、ご注意ください。また、Payvent からのメールを紛失された⽅は、参加者ご本人であることを証明できる身分証などをご準備の上、参加受付デスクにお申し出ください。

抄録集について

抄録集はホームページで公開しております。

当⽇参加登録について

当⽇の参加登録は、Payventで可能です。大会ホームページ上の参加登録後に、受付登録を⾏ってください。

クロークについて

クロークを準備しておりますが、お預かりできる数には限りがございます。できる限り⾃⼰管理いただきますよう、ご協⼒をお願いいたします。

感染症防⽌対策について

37.5度以上の発熱、咳、咽頭痛、強いだるさ(倦怠感) 、息苦しさ(呼吸困難)などの風邪症状のある方は来場をお控えいただき、後日のオンデマンドでご参加ください。

その他

不測の事態で学術大会が中⽌になる可能性があります。その際の旅費および宿泊のキャンセルについては、参加者負担となりますので、予めご了承下さい。

氏名を入力してください。
急性期における神経筋電気刺激療法の重要性
協賛ミナト医科学株式会社
定員270名
講師飯田 有輝愛知淑徳大学
開催日程2.2 Sun 12:00-13:00
会場第1会場(1F 宮田専治記念ホール)

神経筋電気刺激療法(neuromuscular electrical stimulation:NMES)は、経皮的に外部からの電気刺激を用いて筋収縮を誘発し、筋力向上や機能回復など治療効果を促進する物理療法であり、急性期における筋萎縮予防や早期回復に有効とされている。特に深鎮静や人工呼吸の管理中の自発運動が困難な場合においても随意努力を必要とせず筋活動を誘発できることから、安静を余儀なくされる重症患者では運動療法の代替法として用いられている。NMESは筋活動を維持することで筋萎縮を抑制し改善するとともに、神経筋制御を回復させる生理学的効果が期待されている。臨床的には術後の筋力回復、疼痛軽減、浮腫の軽減、早期離床の促進といった効果があり、運動療法との併用で治療効果が向上することが報告されている。また循環改善や代謝促進もNMESの重要な効果である。NMESによる筋収縮は、末梢血流を増加させ、局所的な代謝を活性化する。一方で、使用する機器や設定、頻度、施行時間や期間、併用する他の介入などバイアスが多く、その効果性は一定してしない。さらに刺激パラメーターの選択、適応患者の条件設定、長期的な効果の持続性など、いまだ解決すべき課題も存在する。本セミナーは、NMESの基本的な作用メカニズムから多様な臨床応用例までを体系的に整理し、今後の研究と実践の方向性について考察する。NMESの早期導入は、患者の機能回復と予後の改善に寄与し、急性期リハビリテーションにおける重要な選択肢となる可能性を有しており、さらなるエビデンスの構築と技術の最適化が期待される。

痙縮に対する新たな物理療法:拡散型ショックウェーブの理論と臨床実践
協賛インターリハ株式会社
定員30名
講師中村 潤二西大和リハビリテーション病院
開催日程2.2 Sun 10:20-11:20
会場第3会場(2F OSCE室)

脳卒中などの中枢神経損傷後に生じる痙縮は運動や動作を障害するため、リハビリテーションを円滑に進める上で対応する機会の多い障害の1つである。痙縮に対しては、各ガイドラインで物理療法の使用が推奨されているが、新たな物理療法として、ショックウェーブ(体外衝撃波)療法が注目されている。痙縮に対するショックウェーブ療法は、メタアナリシスが複数実施され、本邦の脳卒中治療ガイドライン2021(改訂2023)において、痙縮に対して体外衝撃波治療を行うことは妥当である(推奨度B エビデンスレベル高)と掲載されている。痙縮に介入するにあたっては、多様な痙縮の構成要素を評価し、その病態に応じて各物理療法や運動療法の特性を活かして介入を選択する必要があると考えられる。本セミナーでは、痙縮の病態評価について整理しつつ、痙縮に対するショックウェーブ療法の最新理論や臨床実践について紹介し、拡散型ショックウェーブ機器を操作、体験していただきたい。

世界でスタンダードに。「温熱刺激:ラジオ波療法」とは。
協賛酒井医療株式会社
定員20名
講師髙橋 智士、千田 雄貴酒井医療株式会社
開催日程2.2 Sun 14:50-15:50
会場第3会場(2F OSCE室)

ラジオ波療法(radio-frequency therapy)は日本でも近年導入が進んでいる新しい物理療法エネルギーを用いる治療法である。この理由として、従来の温熱療法はホットパック等の伝導加温や局所の加温(超音波療法)しか無かったからである。

ラジオ波の特性として

  • 電極で挟んだ広い範囲に対して短時間で深部加温ができる。
  • 使用後の残温効果の持続性が高い。
  • 手技と合わせて温熱刺激ができる。
  • 関節内部など深部に温熱刺激が行いやすい。
  • 筋や関節へのストレス負荷を利用することで加温する部位を誘導できるため、運動療法やストレッチなどと併用することで効率的に使用できる。
など従来の温熱療法と異なる特徴も有している。

ラジオ波療法は、1MHz以下で主に0.3M~0.5MHz(30k~500kHz)の周波数を利用し、体を電極とアース(対極板プレート)で挟み、+極と-極間を1秒あたり数十万回体内の分子を振動させ生体組織を加温するエネルギー変換療法の一つである。

ラジオ波療法にはCETモードとRETモードの2種のモードがある。

  1. CETモード

    電極にコーティング(絶縁)を施すことで、誘電体層が形成されるためコンデンサーとして働き、絶縁電極の近くにエネルギーが溜まる特性により電極直下に温熱が集中する。

  2. RETモード

    電極に絶縁を施さないことで「抵抗方式」という電気の流れ方となり、電極とアースプレート間で均等にエネルギーが入り、電気抵抗の高い部位が他部位より温熱を発生しやすくなる。すなわち2つの電極間にある筋・関節部にストレス(関節運動、筋収縮、圧迫など)を加えることで加温できる。すなわち徒手療法、運動療法の種類だけ熱誘導をさせる手段があるということである。

ラジオ波療法の治療効果として温熱刺激による血流の増加や深部コラーゲン組織の伸張性の増大、深部組織の筋痛や筋スパズムの緩解、疼痛閾値の上昇などが考えられる。今回のセッションでは下記の紹介と体験いただくことを予定している。

ラジオ波療法について

  1. 筋や関節へのストレス負荷を利用することで加温する部位を誘導できる特徴を利用したストレッチとの併用方法
  2. ヒートハンドによる照射方法
  3. 治療者側の手背部や前腕部に電極を配置し、その指先を治療部位に接触させることで、ラジオ波のエネルギーを治療部位へ加えることができる。指でアプローチをするような部位には徒手と温熱刺激を同時に入れることができる。(頭板状筋、斜角筋等)